岡崎宏司アーカイブスの記事
ゴルフ史上最も上質な
6代目VWゴルフ
アイスランドで行われた新型ゴルフの国際試乗会……
その雰囲気については
「レイキャビクから、第一報! 新型ゴルフ試乗会」
で、すでにお伝えしています。
なので、本日は試乗印象をご報告します。
(過去記事はコチラ)
写真を見ていただくと、お分かりになると思いますが、
新型ゴルフの外観品質は最上!といえるレベルに仕上がっています。

試乗会の写真はあまりに色気のない写真ばかりなので、
プレスフォトから色気のある写真を2点ほどピックアップしてみました。
ちなみに「色気」の意味ですが、
どう解釈していただいてもけっこうです。お楽しみ下さい。

成熟した社会に認められた
アウディという個性 その3
知性と華やかさ穏やかさと
強さなど多面的な魅力を持つ
夏の一時期に限るが、アウディA8が突出して目立つ街がある。オーストリアのザルツブルグだ。
ザルツブルグ音楽祭の時期、アウディA8は世界から集まる音楽好きのVVIPたちの足になる。アウディはこの音楽祭を長くサポートし続けているが、正装した紳士・淑女を乗せ、暮れなずむ祝祭劇場の前に次々とA8が滑り込んでくる様はちょっとした見物だ。

「光と影」の織りなすコントラストが
クーペの美意識を磨く アウディ A5 その2
美しいミラノ街に映えるクルマは世界でも支持される
もし、ミラノでアウディA5とともに過ごす機会が持てたら……私はまず、パーク・ハイアット・ミラノに予約を入れる。ミラノに魅力的なホテルはいくらもあるが、A5との相性となると、パーク・ハイアット・ミラノが断然他を引き離す。

岡崎宏司の考察と結論
VW ゴルフ その2
VWの客層はインテリっぽい人が多いように思う。
VW車の特徴を一言で括れば「誰にでも勧められる」といった言葉が浮かんでくるが、中でもゴルフにはその感が強い。
日本でも欧州でもゴルフには多種多様な人たちが乗っているが、街で出会うゴルフと、ゴルフに乗っている人を見て、違和感を覚えた記憶はほとんどない。ゴルフは、多種多様な人たち個々の雰囲気を、装いを、ライフスタイルを、価値観を……難なく包み込み、馴染ませてしまう特技を持っているようだ。

2台のコラボで洒落金男(リッチーノ)を演出
MINI、アウディ S8 その1
端正なボディに迫力のグリルがよく似合う
「ひとりで2台持ち」。別に珍しいことじゃない。私も20年以上前からずっと2台持ちだが、コンビネーションを決めるのはとても楽しい。

ドイツのビジネスシーンは
「濃口」ポルシェが旬! その1
ドイツ経済の中心、
フランクフルトでカーウォッチング
年に数回、私は「クルマを中心にしたトレンドを探る旅」に出る。行く先は、パリ、ミラノ、ミュンヘン、LA等々。つまり、お洒落な人たち、豊かな人たちが集まる街へ行き、スポットへ行って、クルマを中心にした様々なトレンドをチェックするといった旅である。

「光と影」の織りなすコントラストが
クーペの美意識を磨く アウディ A5 その3
A5の上質さはミラノの老舗の製品と
重なるものを感じる
翌日はコモ湖までのショートトリップを楽しみたい。
1時間ほどで着くから、朝はゆっくり出掛ければいい。

岡崎宏司の考察と結論
VW ゴルフ その3
VWブランドに何か特別な存在感を感じさせられる
ところで、最近のVWのいちばんのトピックは? といえば「TSI」だ。
小排気量エンジンと過給器の組み合わせは珍しくはないが、ゴルフGT・TSIの実力には、圧倒されたし、驚ろかされた。

2台のコラボで洒落金男(リッチーノ)を演出
MINI、アウディ S8 その2
クールな服装じゃないと似合わない
MINIの話に移ろう。
今回ピックアップしたのはターボパワー仕様のクーパーSだが、適度にスポーティであればいいと言うなら、ノンターボのクーパーで十分だ。

ドイツのビジネスシーンは
「濃口」ポルシェが旬! その2
緊張感が走るビジネスエリートの美学に惚れる
ミラーガラスのビル群が濃い陰影を纏いだす頃、ビジネスラッシュアワーが始まり、白やブルーのシャツにタイを着けた男たちがステアリングを握るクルマが急に増え始めた。ランチタイムを挟んだ時間帯にはフェラーリも見たし、アストンマーチンもジャガーもマセラティも見た。が、夕刻のビジネスラッシュアワーの時間帯になると、道路はほとんどドイツ車で埋め尽くされる。

エコ2台持ちのインテリジェンス
スマート、E320CDIワゴン その1
クルマを愛するからこそ環境問題さえもポジティブに解決したい
「いま、自動車に突きつけられている、いちばん切迫した問題/課題はなにか?」といえば、それは燃費=CO2の削減だろう。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、「20世紀半ば以降の世界平均気温上昇の多くは、人為的なものに起因している可能性が高い」との報告書を提出しており、地球温暖化がもたらしている様々な異常現象を知るにつけ、CO2問題は、誰もが否応なく関心を持たざるを得ない状況になってきている。

岡崎宏司の考察と結論
フォード マスタングコンバーブル
遊び心が介在すれば、
マスタング・コンバーチブルは受け容れる
私はアメリカが好きだ。とくに青春を過ごした1950年代から60年代にかけてのアメリカ好きはハンパじゃなかった。
ハリウッド映画を見て、アメリカンロックを聴いて、ハンバーガーに食らいつきながらコークをラッパ飲みして、マールボロやケントを吸って、読めもしないのにアメリカの雑誌を買って、Tシャツとジーンズが普段着でアイビーが正装……すべてがアメリカ発で埋め尽くされていた。もちろん、クルマもアメリカ車に憧れていた。大きなテールフィンをもった50年代後半のアメリカ車は、私にとって、まさに「ドリームカー」だった。

ビッグメルセデスの洒落金男的こなし方
CLクラス、Sクラス その1
エモーションという言葉が
何度となく発せられた発表会
「2台持ち」をテーマにした2回目は、メルセデス・ベンツSクラスとCLクラス。「王道」のコンビネーションである。

ドイツのビジネスシーンは
「濃口」ポルシェが旬! その3
ポルシェの国のポルシェに乗る人たちは素敵だ!
ここからは、先に少しだけ触れた911の話をしよう。
今回のウォッチングでいちばん驚ろかされたのが実は911だった。

エコ2台持ちのインテリジェンス
スマート、E320CDIワゴン その2
スマートの隣にあるべきクルマの理想像とは?
それは、V6・3lのターボディーゼルを積んだ「メルセデス・ベンツ・E320CDI・ステーションワゴン」……つまり、世界でもっとも厳しいレベルの排気ガス規制をクリアし、日本で販売されている唯一のディーゼル乗用車である。

岡崎宏司の考察と結論
アウディ ブランドとは? その1
アウディは時代の風向きを
完璧に帆に捉えている
アウディは今、もっとも輝いているブランドだ。それもクールに輝いている……。
だから今、アウディに、とくにアッパーセグメントのアウディに乗ることは、最先端のトレンドを織り込んだ上等なスーツを着るようなものである。そして、事実アウディは、トレンドに敏感で、上等なスーツに目がないような男たちに絶大な支持を受けている。

ビッグメルセデスの洒落金男的こなし方
CLクラス、Sクラス その2
女性が運転してもサマになる点がSにない特徴
CLクラスは最近フルモデルチェンジしたのだが、まず惹かれるのはルックス。メルセデスのフラッグシップにふさわしい風格を漂わせながら、今の時代がラグジュアリーカーに求める、エレガンスやセクシーさをも豊かに湛えている。

ロデオドライブの風景を変えた
新世代ベントレー その1
ベントレーが重々しさを脱ぎ捨てカジュアルに進化
LAでももっとも豊かで、もっともトレンディな人たちが集まるロデオドライブ周辺は、贅沢なクルマたちが集まるスポットでもある。

岡崎宏司の考察と結論
トヨタ ランドクルーザー その1
ランドクルーザーは、
世界でもっとも広範に足跡を印した日本車
私が初めて海外に出たのは、まだプロペラ機が残っていた時代だった。以来、数百回という単位で海外に出ているが、ずいぶんいろいろなところを走ったものである。

岡崎宏司の考察と結論
アウディ ブランドとは? その2
ハイテクディーゼルのモンスター
Q7は3列シートのビッグサイズSUVだが、基本的には「4+2」で、実用臭やファミリー臭は一切感じさせない。ここはQ7のプレミアム度を計る大事なポイントになる

超弩級の選択 ポルシェ2台持ち その1
2台合わせて980psの怪物的パフォーマンス
ポルシェ911ターボとカイエンターボの2台持ち……まさに最強のコンビネーションといえるが、ここで言う「最強」にはふたつの意味がある。ひとつは、 スーパーブランドたるポルシェのトップモデル2台を所有する充足感であり、もうひとつは、合わせて「980/1380Nm!!」の怪物的パフォーマンスをわが物にする悦びだ。

ロデオドライブの風景を変えた
新世代ベントレー その2
高い格式にしてスタイリッシュなベントレーGTC
コンチネンタルGTCに乗っていて、ふと思いついたことがある。「LAからラスベガスまでGTCで走ったら最高だろうな!」ということだ。今までに3度LAからラスベガスまで走っているが、5〜6時間の砂漠の旅は楽しい。

岡崎宏司の考察と結論
トヨタ ランドクルーザー その2
ランドクルーザー・ブランドの深い輝きが、
ロデオドライブでも際立つ
昨年秋、ほぼ10年ぶりにモデルチェンジしたランドクルーザーだが、サイズアップされ、細部は磨き込まれ、モダン化されているが、オーソドックスかつ威風堂々たる姿は基本的に変わっていない。

岡崎宏司の考察と結論
アウディ ブランドとは? その3
上等なマフラーやタイを、
サラリとこなせるような男に勧めたい
初代TTのデザインは、エクステリアもインテリアもクリーンでシャープでピュア。
2代目のデザインも魅力的だが、明らかに初代と方向は異なる。それは「商品としての魅力」を重視しているということだ。

超弩級の選択 ポルシェ2台持ち その2
ロールをしない
それでいて違和感はまったくない
「ポルシェがSUVを作るなんて!」……熱心な911ファンが嘆いた気持ちもわからないではないが、私が911のオーナーで、他にもう1台多用途に使えるクルマ=SUVを買わなければならないとしたらどうするか。カイエンのカタログを見ながら、他のSUVを選ぶことができるか……答えはノーだ。

時速300kmのエレガンス
NISSAN GT-R その1
非日常の世界へナンバー付きの日本車で
クルマの速さを表現する尺度にはいろいろあるが、もっともシンプルなのは、100、200、300(km/h)という尺度だろう。

岡崎宏司の考察と結論
レクサス LS460 その1
北米での成功、
それがレクサスの今を築き上げた
北米でのレクサス成功の第一の理由は、圧倒的な品質の高さ、故障の少なさ、そしてアフターサービスの充実度にあった。北米には「レクサスライク」という言葉があるようだが、サービスまでを含めた「高品質」を表現する言葉として広く定着しているという。

岡崎宏司の考察と結論
ジャガーブランドとは? その1
ドライなイメージのある「軽快」
という表現の方が適切
私はジャガーファンだ。十代の頃からジャガーファンだった。むろん、スポーツカーのXKも好きだったが、もっとも惹かれていたのは、1959年にデビューしたマークⅡサルーン。とびきりエレガントなスポーツサルーンである。ちなみに1959年といえば、ガールフレンドのたっての願いで、オートバイから4輪へ乗り換えた(私的には)記念すべき年なのだが、大人の世界への憧れを膨らませ始めていた頃でもある。

「2台目」で輝くボルボ その1
今の時代静かなるキャラもまた強し!
2ヵ月ほど前になるが、ミラノで時を過ごす機会があった。まだ4月だというのに、連日27〜28度という暑さにはちょっと参った。

時速300kmのエレガンス
NISSAN GT-R その2
日本車の足跡に自らの手で立ち会える幸せ
250km/h……前車との距離がちょっと開いてさえいれば、これまた難なく到達する。強打のメジャーリーガーが放った強烈なライナー性ホームランのように、粘性の強い空気の壁を一直線に切り裂いて250km/hゾーンに入ってゆく。むろん、前方のクルマとの距離、予測を含めた動きへの神経の集中は最高度に高めなければならない。

岡崎宏司の考察と結論
レクサス LS460 その2
開発中のスーパースポーツ投入で確かな地位を
レクサスは昨年も北米で31.4万台を販売し、プレミアムセグメントのトップを快走し続けているが、北米のレクサスが稼ぎ出す利益は、おおよそトヨタの利益の3分の1を占めるという。しかし、北米以外での販売台数は全部で8.2万台に過ぎない。

岡崎宏司の考察と結論
ジャガーブランドとは? その2
昨年、フルモデルチェンジしたXKはモダンになった。とくにサイドとリアは新しい。
かつてのジャガーのような「手工芸品的味わい」こそもうないが、シャープな造形とメリハリある陰影、そして精度感の高い造りこみは、今という時代の要求を満たしている。

「2台目」で輝くボルボ その2
スポーティなルックスの2ドア・4シーターコンパクト……アウディA3に代表されるこのセグメントのコアな市場は西ヨーロッパだ。

時速300kmのエレガンス
NISSAN GT-R その3
エレガンスを身に纏った高性能車の誕生
新しいGT-Rが備えているのは凄まじい高性能だけではない。
穏やかに街を流すことも難なくこなしてみせる。それも、BOSEサウンドを楽しみながら、まったくイージーに、である。

岡崎宏司の考察と結論
レクサス LS460 その3
セクシーさと存在感のある、
ジャパン・メイドのプレミアムサルーン
LS460のルックスは魅力がある。存在感もあるし、仕上げ品質もむろんいい。
今までのLSには高級サルーンの伝統的な佇まいはあったが、斬新さはなかった。しかし、新型LSには両方ある。今までのLSにはなかった遊び心もあるし、トレンディな街や人にも馴染むと私は思っている。

岡崎宏司の考察と結論
ポルシェ911 その1
サイズ感はもとより、後輪でグンと蹴り出す
トラクション感覚がいい
ポルシェと私が初めて密な付き合いをしたのは1963年。356の最終モデルである1600SCを兄が買ったときだ。当時の356の電気系統は6Vだったが、兄はOPの12Vを注文し、サンルーフも注文した。ほぼ同時期に、兄の親友がカレラ2000GS(カレラ2とも呼ばれる)を買ったが、私にもよくステアリングを握らせてくれた。

伝統格式をも打破する説得力
レクサス LS600hL その1
ブランド待望の「花も実もある」フラッグシップ
知っての通り、レクサスブランドは今日、北米のプレミアムカー市場でナンバー1の地位を確保している。その礎となったのが初代LS(1989年デビュー)であったこともご存知の通りだ。

セクシーとはこういうことさ
マセラティ グランツーリズモ その1
誰もが、その艶やかな雰囲気に痺れてしまう
「今、もっともセクシーなクルマは?」と問われたら、私は迷うことなく「マセラティ・グラントゥーリズモ」と答える。

岡崎宏司の考察と結論
メルセデス・ベンツ Gクラス その1
Gクラスをもっとも多く見かけるのは
LAのロデオドライブ界隈
GクラスはNATOの正式軍用車両「ゲレンデワーゲン」からスタートしている。だから、スタイルも当然機能本位だし、どこから眺めてもタフ。ほとんど真四角のボディと平面ガラスの組み合わせは、子供が画く自動車みたいだが、迫力と存在感は圧倒的だ。

岡崎宏司の考察と結論
ポルシェ911 その2
911ターボとGT3
ところで、911ターボは超のつくスーパーパフォーマンスの持ち主だが、やはり日常の足にも難なく使える最高の柔軟性をも併せ持っている。しかし、見るからにアグレッシブなルックスはクールには見えないし、ビジネスシーンとのシンクロも無理だ。

伝統格式をも打破する説得力
レクサス LS600hL その2
アウトバーンでも名だたるライバルを寄せ付けない
LS600hにはドイツと日本で乗った。ドイツはフランクフルトを基点に主にアウトバーンを走り、日本は東京から軽井沢まで走った。
ここでの話は、ドイツでの印象を中心に進めていきたいと思うが、「アウトバーンでのLS600h」は実際、とてもは速かった!。

セクシーとはこういうことさ
マセラティ グランツーリズモ その2
室内空間には危険な誘惑の匂いが充ちる
セクシーなのはエクステリアだけではない。インテリアもまたセクシーだ。それも飛び切りに……。

岡崎宏司の考察と結論
メルセデス・ベンツ Gクラス その2
孤高の個性とカリスマ性を持つ佇まいに、
凶暴なほどの性能……
ボディカラーは黒が多い。つまり黒ピカということだが、孤高のカリスマ性と黒ピカの相性は抜群だ。また、黒ピカが多いということは、クールに見せたい、振る舞いたいといった人たちが多いと解釈していいと思うのだが、実際、Gクラスのステアリングを握っている人たちの装いはモノトーン系が目立つ。

岡崎宏司の考察と結論
ポルシェ911 その3
カブリオレとタルガ
ファッショナブルな911となれば、当然カブリオレとタルガの名が挙がる。
たとえば、カリフォルニアのトレンディなエリアでは、911の半分近くを占めるのではないかと思えるくらいにカブリオレは多いが、気候的にも、背景的にも、カリフォルニアと911カブリオレは実によく馴染む。

駆け抜ける歓びさらに深く大きく
BMW 335i クーペ その1
トロフィーを独占してきた理由もうなずける
「駆け抜ける歓び」とはBMWのキャッチコピーだ。いいコピーだと思う。そして実際、最近のBMWは、そんなキャッチコピーに相応しいクルマを送り出し続けている。

セクシーとはこういうことさ
マセラティ グランツーリズモ その3
冬のリヴィエラをモナコまでクルーズすると
今回の試乗会はシンガポールのセントーサ島で行われたが、グラントゥーリズモの魅力を存分に味わえるような場所はなかった。

岡崎宏司の考察と結論
MINI クラブマン その1
早い時期からプレミアムカーとしての
明快な地位を確立したニューMINI
初期のニューMINIには、初代MINIのイメージを重ねたカラフルなモデルが多かった。しかし、それは短期間のことだった。プレミアムセグメントの多くが黒やシルバーを纏い出すと同時に、MINIもそれに習った。とくにパリやミラノのMINIの変わり身は速かった。世界のトレンドをリードする街のMINIたち、そしてその乗り手たちは、驚くべき速さでカラフルな装いを脱ぎ捨て、シックなトーンに衣替えした。

駆け抜ける歓びさらに深く大きく
BMW 335i クーペ その2
ブランド価値を大きく飛躍させた「デザイン革命」
BMWの「駆け抜ける歓び」を構成する3番目の要素はデザインだ。
「デザインがなぜ?」という疑問を持つ人もいると思うが、答えは簡単。走る歓びは、「走って、曲がって、停まる」ことだけから引き出されるものではないからだ。

ミュンヘンで出会ったクールな存在感
BMW 550i Touring その1
控えめかつお洒落なヒューゴ ボス的な感覚を漂わせて
BMW本社のあるミュンヘンの街は美しい。南欧諸国との文化交流の歴史も深く、他のドイツの都市とは明らかに異なった華がある。

岡崎宏司の考察と結論
MINI クラブマン その2
優れた実用性はあるが、実用臭はまったくない
MINIに乗る人たちには、あくまでもカッコよさにこだわってほしいからだ。
つい最近、ニースの海岸通りで素敵なサンプルに出会った。30代後半くらいの女性がステアリングを握り、小学生くらいの女の子を乗せたクラブマンである。女の子は後席の左側に座り、後席の右側には天井すれすれくらいの高さの観葉植物が積まれていた。

駆け抜ける歓びさらに深く大きく
BMW 335i クーペ その3
ビジネス街にも映える彫刻的なデザイン
最新のBMWといえば、まず触れなければならないのは3シリーズだが、現行のセダンのスタイルはちょっと控えめで、お洒落に乗るなら断然クーペがいい。

ミュンヘンで出会ったクールな存在感
BMW 550i Touring その2
アウトドア的感覚が排除された佇まい
1台は黒、1台は濃いグレー、1台は濃紺だったが、それぞれがとてもいい雰囲気を漂わせていた。
5シリーズ・ツーリングは前から気になっていた。もちろん、現行モデルのことである。

岡崎宏司の考察と結論
カイエン GTS その1
ポルシェ・ブランドは今や絶対的
ポルシェのラインナップ展開は見事だ。
基本モデルは911、ボクスター、カイエン、ケイマンの4種にすぎないが、バリエーション展開は多岐に亘る。それも無意味なモデルなど決して作らない。ポルシェのラインナップ展開は常に理に叶ったものである。

成熟した社会に認められた
アウディという個性 その1
15年前にミラノで出会った粋なアウディ乗り
もう15年ほど前の話になる。 家内とミラノでクリスマス休暇を過ごしたときのことだ。ホテルはプリンチペ・ディ・サボイア。傍の市立公園を抜け、街の中心部まで歩いてゆく距離と雰囲気が心地好い。街では、ウィンドショッピングをしながら、行き交う人々のあれこれを楽しみながらブラブラ歩く。

ミュンヘンで出会ったクールな存在感
BMW 550i Touring その3
トレンドに敏感なビジネスマンが与えた「合格印」
残念ながら、マキシミリアン通りの3台のオーナーは、私がカフェの席を立つまで現れなかったが、装いも立ち居振る舞いも、きっと魅力的な人たちだっただろうと思う。

岡崎宏司の考察と結論
カイエン GTS その2
ポルシェはカイエンGTSを「サラブレッド」と呼ぶ
メルセデスにしても、BMWにしても……フルラインナップ化が進み、販売ボリュームも百数十万台規模になっている現在、ブランド・バリューは薄められがちだ。

成熟した社会に認められた
アウディという個性 その2
深紅の証明とB&0の音がドラマを生み出す。
いまやアウディは、ミラノの洒落者たちの一番人気と言われるまでのブランドになっている。が、思い起こせば、15年ほど前、すでにその予兆はあったということだ。
ちなみに、200クアトロとは、当時の100をベースに高性能/高級化したモデルであり、当時のアウディのフラッグシップだった。

「光と影」の織りなすコントラストが
クーペの美意識を磨く アウディ A5 その1
深とした静けさと凛としたダイナミズム
アウディA5はクールであり、美しい。どこから見ても、一部の隙もない美意識に貫かれている。
シングルフレームグリルとデイタイムランニングライトが組み込まれたフロントのインパクトは強烈で、ひとつ間違えると下品で過剰な代物になりかねない。

岡崎宏司の考察と結論
VW ゴルフ その1
ゴルフとポルシェ911の歩む道には
非常に多くの共通点が
VWブランドのコアになっているクルマはもちろん「ゴルフ」だ……が、しかし、ゴルフとはなんとも不思議なクルマである。



1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。



