ビバリーヒルズにある、
スマートのディーラー
この大不況の波をものともせずに、
売れに売れているクルマがあります。
そのクルマの名はSMARTスマートです。
とくに、アメリカでの人気はすごくて、
どこのデーラーも、かなり先まで予約リストは埋まっているようです。
ベース価格は1万4000ドルくらいですが、
訪ねたデーラーの人の話によると、
ほとんどのお客様はフルオプションを注文するそうです。
となると軽く2万ドルを超えてしまいます。
そんな中、4万ドルもする限定特注モデルもありましたが、
これもすぐ売れてしまったそうです。
木々や花々に囲まれたスマートのショールームです。
(撮影・岡崎宏司)
「スマートなんか売っても
儲からないんだろうな……」
と、内心、思っていたのですが、とんでもないことで、
「大いに儲けさせてもらってます!」と
ディーラー氏はホクホク顔でした。
で、なぜ、急にこれほどの人気者になったのかというと、
不況だから……ではありません。
フルオプションを注文したり、
4万ドルの特注車を買ったり……
といったことでも分かるように、
スマートを買っているのは、
決してお金に困っている人たちではないのです。
いや、むしろ、経済的に余裕のある人たちが中心です。
そして、彼ら、彼女たちは、スマートに乗ることが、
今の時代にミートした「とてもクール」
なことだと思っているのです。
僕もそんな考え方には賛成します。
日本の都会では駐車場問題で、
2台持つのは難しいことが多いわけですが、
複数所有が許されるなら、
メルセデス・ベンツの
E320CDIステーションワゴンと、
スマートのコンビネーションなんか、
もう最高にクールだと思います。
ビバリーヒルズ・エリア辺りで出会うスマートに乗る人たちも、
きっと、家のガレージにはプレミアムなクラスの、
サルーンやSUVが置いてあるに違いありません。
ちなみに、岸田一郎氏も日々の足にスマートを愛用しています。
そんなわけで、今日から3回続けて、
LAで撮ったスマートのあれこれをお届けします。
メルセデス・ベンツ「ビバリーヒルズ」……
この中の一画にスマートのショールームはあります。
これも建物の外からものですが、とてもカラフルであることがわかります。
自転車のキャリアを組んだモノコックが置いてありました。
商談デスクもこんな感じです。軽い気持ちで買ってしまいそうです。
壁にはいろいろな色のボディパネルが飾られています。
では、また明日。



1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。



