日本車で最高にスタイリッシュな
ホンダ アコード・ツアラー
HONDAホンダ
初代Accordアコードの誕生は1976年。
ルックスも、走りも、使い勝手も……
みな斬新で、魅力的でした。
そんな初代アコードは、
1976年の「カー・オブ・ザ・イヤー」を獲得しましたが、
審査委員だった僕は、迷わず最高点をつけました。
あれから32年、アコードはホンダの中核車種として世界展開され、
延べ生産台数も1700万台に近くなっています。
そして、昨年秋、
8代目アコードが誕生したわけですが、
ボディは、セダンとツアラー(ワゴン)の2種。
今回、ご紹介するのはツアラーですが、
その理由は「カッコいい!」からです。
真横から見たアコード・ツアラーは、
プロポーションもいいし、ほんとうにカッコいいと思います。
(撮影・岡崎宏司)
日本車では最高に
スタイリッシュなワゴンだと僕は思っています。
前後オーバーハングがちょっと長いですが、
そこさえ受け容れられれば、
アコード ツアラーのルックスは魅力的に見えるはずです。
斜め後ろからのルックも文句ありません。
エアロパーツを纏っていますが、ほとんど嫌味はありません。
ルーフレールのデザインも、クロームの使い方もきれいです。
メーターパネルは、メタリックでモダンな印象に仕上げられています。
ラゲージコンパートメントは奥行きも深く、仕上げも上々です。
トランクフロア下部にはこんな大きなアンダーボックスもあります。
プロポーションもいいし、ウィンドウグラフィックもいいし、
ワゴンとしての印象を大きく左右するリアスタイルもいい……。
4750mm全長に対して、後席膝元の余裕は物足りませんが、
これは2705mmという短めのホイールベースが生み出す結果です。
その代わり、ラゲッジコンパートメントは十分なスペースをもっています。
エンジンは2.4Lの4気筒ですが、
力強く、回転全域でスムースでもあります。
5速ATが組み合わされますが、
出足の瞬発力も十分だし、走りも活溌です。
写真の「スポーツスタイル」は
18インチタイヤを履きますが、
乗り心地は全体に硬めです。
良路はまずまずですが、
不整路面の乗り心地は「要改良」と言っておきましょう。
いずれにしても、
乗り味と走り味には少し旧さが感じられます。
こんな魅力的な姿をもっているのですから、
乗り味と走り味にも、
その姿に相応しい洗煉を与えてほしいものです。
では、また明日。
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1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。



