ミラノで見つけた
懐かしきジュークボックス
50〜60年代のジュークボックス……
今ではキッチュな骨董品のように見えるかもしれません。
思いつく限りのきらびやかさとカラフルさ纏ったジュークボックスは、
僕の青春の記憶の中でも、もっとも懐かしく、鮮やかな存在のひとつです。

う〜ん!!! もういうことはありません。目が眩みそうです。
エルビス・プレスリー、パット・ブーン、ニール・セダカ……
僕が選ぶのはだいたいこんな歌手たちでしたが、
思いっきり重低音を響かせながらエルビスが歌い出すと、
自然に身体が反応してリズムを取り始めてしまったものです。
古いジュークボックスは、
今ではほとんど装飾品としてしか見られませんが、
アメリカの田舎町に行ったりすると、
まだ、古いジュークボックスが、
現役で動いていてることもあります。
そんなジュークボックスなら、エルビスの曲は間違いなく入っています。
薄いコーヒーを飲み、巨大なパンケーキをほおばりながら、
ジュークボックスでエルビスを聞くと……僕は一気に数十年前にワープします。
とても幸せな気分になり、
その頃のあれこれを想い出します。
ガールフレンドのことや、
今思うと「気が狂ったようにオートバイを飛ばしたこと」など……
そんな懐かしいジュークボックスにミラノで出会いました。

ELVISの「LOVE ME TENDER」が最初にきてます。当然です。

カラフルです。きらびやかです。
iPodも素晴らしいですが、僕はこうしたジュークボックスの方に心を惹かれます。

このデザイン、なに風というのでしょうか? 見ているだけで心が明るくなります。

高いテールフィンとクロームで飾り立てられたアメリカ車を想い出しますね。

このジュークボックス、ちょっとモダンな雰囲気ですが、
でも派手なことに変わりはありません。
では、また明日。
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1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。



