運転していて最も楽しい日本車
ホンダ シビック タイプR
「運転していて最も楽しい日本車は?」と聞かれたら、
僕はホンダ シビック タイプRを挙げます。

白のボディと白のホイールに、赤のブレーキキャリパーが映えます。
タイプRは気軽に楽しめますし……。
とはいっても、0〜100km/hを6.6秒で駆け抜け、
最高速度も235km/hに達するクルマですから、
そう気楽でもないかもしれませんが……。

大型スポイラーを組みつけたリアも迫力です。

「TYPE R」のバッジです。“R”という文字にはやはり赤が合いますね。

フロントにはイタリアのブレンボと共同開発したアルミ製4ポッドキャリパーを使っています。

シートも赤、フロアカーペットも、ドアトリムも赤です。

シートはレーシングタイプ。それにしても刺激的な赤ですね。

ペダルはアルミ製。左足をしっかり踏ん張っていないと高い旋回Gに負けてしまいます。

センターコンソール上にはシリアルナンバーの入ったプレートが取り付けられています。

タコメーターが主役で、スピードメーターは脇役、ということがお分かりでしょう。

レッドラインは8400rpm。6000rpmで2段目のロケットに点火します。

シフトレバーのグリップはアルミの球形です。
シリアルナンバーのプレートが見えます。
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エンジンは2lですが、225psを引き出しています。
レッドラインの8400rpmまで一気に回り切ります。
音もレスポンスもすごく刺激的で……
もう、ほとんどレーシングエンジンです。
もちろんスピードメーターはありますが、
デジタル表示で「おまけ」といった感じです。
ドライバーの正面に、
ひとつだけドンと置かれたタコメーターが主役なのは明らかです。
トリムも刺激的な赤がふんだんに使われています(黒もありますが)。
闘牛の牛じゃありませんが、これでエキサイトするなというのは酷です。
エンジンはスムースで、1000rpmで6速ギアも使えますから、
街中を走るのにも難しさはありません。
クラッチは少し重めですが、
タイプRなのですから当たり前でしょう。
このエンジンは2段ロケットタイプ(!?)です。
ほぼ6000rpmで2段目に点火、
そこからさらに加速は強烈になります。
乗り心地もレーシングカー的です。
とくに低速でのリアからの揺すられ感はかなりあります。
シビック タイプRとは……
「楽しいけどすごく疲れる!!」
「疲れるけどすごく楽しい!!」
まあ、どっちも同じですが、
とにかくそんなクルマです。
価格は283万5000円。
安いんじゃないでしょうか?
フェラーリやポルシェの横に
並べて置いておくのにも格好の1台です。
では、また明日。
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1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。



