2008.10.14 16:00

バレンシアで乗った
アウディQ5

アウディQ5はミッドサイズのSUV。

BMW・X3やメルセデス・GLKが直接的なライバル、
つまり、日本にも馴染むサイズのSUVということです。

バレンシアでの初対面の印象は、
「穏やかで控えめでエレガント」といったものでした。

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アウディのデザインクォリティの高さがよくわかるスナップ。

 

SUVというと、
なんとなく威圧的なイメージを抱く人は少なくないでしょう。
でも、アウディQ5にそうしたイメージはないですし、
あのシングルフレームグリルにしても、
例えば、兄貴分に当たるQ7のような強烈さはありません。
 

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バレンシア空港一角に設けられたスタートポイント。
アウディのプレススタッフがミーティング中。

 

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Q5のコクピット。マテリアルも含めて仕上げの質感は非常に高いですね。

 

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日本の試乗会は「テントと黒板」スタイルが多いが、アウディの試乗会はいつも心に残る。
プレミアムブランドとは、こうした積み重ねの上に創り上げられてゆくものなのでしょうね。

 

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バレンシアの日差しがQ5の美しいディテールをクッキリ浮かび上がらせている。

 

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宿泊したホテルのアウディ専用フロント。
「アウディワールド」のイメージがよく伝わってきます。

 

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ホテル中庭の一角のスナップ。どこに行ってもブランドイメージ戦略に手抜きはない。



僕の直感的イメージでは「女性が似合う!」SUVであり、
ステアリングを握る女性を、
アクティブに見せながら、エレガンスをも感じさせる……
そんな印象を受けます。

かといって、むろん、男には似合わないということではありません。
黒や、濃紺、チタンシルバー……そんなボディカラーなら、
男にも似合います。
とくに、黒や濃紺なら、ビジネスシーンにも馴染むはず、
つまり、スーツにタイという装いをも受け容れる懐の深さがあります。

ただし……アウディの常ですが、
クールに装い、クールに振る舞う、
そんな男でなければ浮いてしまいます。

アウディQ5は穏やかで控えめな装いではありながらも、
乗り手のセンスを厳しく選ぶクルマということです。

ちなみに、もっとインパクトの強いQ5が欲しい人のために、
アウディは「Sライン」を用意していますが、

これは、目に留めた人のほとんどを振り返らせるだろうほどの、
強いインパクトをもっています。
価格は100万円単位の上乗せになるだろうが、その価値はある。

バレンシアで乗ったのは、2lのTFSIと3LのTDI。
トランスミッションはともに7速Sトロニック……。

日本でもすでに街を走っているVWのDSGと同様に、
パワーフローを途切らすことなく、素早く、スムースに、
シフトアップ/ダウンをしてくれます。

MT(マニュアル・トランスミッション)よりも、
変速は速く、加速も速く、そして実用燃費もいい。

VW、アウディ、ポルシェ、BMW……
続々と装備が始まっている新世代のトランスミッションであり、

もちろん「クアトロ」システムと組みあわされます。
2l・TFSIはパワーも十分ですし、低い回転域のトルクも十分。
4気筒ゆえにノーズが軽く、軽快でスポーティな身のこなしをします。
ただし、実用域のエンジンの音質、
そして、低速域の乗り心地に少し粗さがあるのが玉にキズです。

V6の3l・TDIは強大なトルクでグイグイ引っ張ります。

しかも静かに……。
5l・クラスのV8をも凌ぐほどの力感と快適さの持ち主です。
20インチ・タイヤを履きながら、乗り心地も上々。

電子制御式ダンパーのご利益は間違いなくあります。
静かでゆったりした乗り味、余裕タップリの力感溢れる走り味は、
まさに「プレミアムな味」だと言っていいと思います。

最新のディーゼルを知らないままに、
アンチ・ディーゼル派を声高に名乗っているような人が、
いったいどんな印象を持つか……ぜひ乗せてみたいものです。