2008.10.30 13:00

新型BMW7シリーズの試乗記
in ドレスデン

この前、ドレスデンからのご報告を
新型BMW7シリーズ国際試乗会 inドレスデン
でしましたが、今回はより詳しくご報告します。

(記事はコチラ


4代目(従来型)の7シリーズはなかなかの個性派でした。
「太い眉毛のような」ターンシグナルライトデザイン、
「バックパックを背負ったような」テールエンドデザイン、
初めて見たときはちょっと驚きました。

でも、過去の7シリーズは「実力はあっても、存在感は希薄」でしたから、
「これで7シリーズの存在感は強く押し上げられる」とも思いました。
今まではBMWのフラッグシップとしての役割を
十分果たしていなかったということです。
 

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パワフルでダイナミックな顔つきには、BMWのフラッグシップの貫禄が感じられます。

 

しかし、太い眉毛とバックパックの4代目7シリーズは、
街でも、ハイウェイでも、強い存在感を発揮しました。

「好き嫌い」はハッキリ分かれましたが、それは計算済みだったはずです。
たとえば「夜の六本木」に、7シリーズが増殖するまで時間は掛かりませんでした。

目立つクルマ、迫力があるクルマ、存在感があるクルマを
なにより好む類の人たちに、
4代目の7シリーズ、特にロングボディは大歓迎されたということです。

こうして、7シリーズは「BMWのフラッグシップ」の地位を確立しました。
ラグジュアリー・サルーンとしての存在感を確固たるものにしたのです。

そして、この秋、5代目にバトンタッチされたのですが、
新しい7シリーズからは、太い眉毛もバックパックも消えていました。
 

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 この角度から見ると、スポーティなイメージがかなり強調されます。

 

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紅葉の中を走る7シリーズの後ろ姿……穏やかで美しい背景に、
とてもよく馴染んでいるように見えませんか?



大きなキドニーグリル、パワフルなイメージのボンネット形状、
例の猛禽類の目のようなヘッドライト……

フロントはかなり迫力こそあるものの、嫌味はありません。
そして、リアスタイルからは、むしろ穏やかな印象すら受けます。

特徴的なCピラーの形状はもちろん受け継いでいますし、
サイドから見る姿は誰もがすぐBMWと分かります。
 

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ホテルの前に「完璧に並んだ!」新型7シリーズ。
欧州のメーカーは、こうしたクルマの並べ方にまで強い拘りを見せます。

 

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同じシーンを後方から撮ったものです。



パーソナル感とフォーマル感のミックス度もいい感じです。
4代目で「存在感」を確たるものにした7シリーズは、
新しい5代目では「カドの立った存在感」のアピールは抑え、
より幅広い人たちに支持される姿に変わったのです。

キャビンも魅力的な仕上がりでした。
数年前まで、BMWの内装には高い点数は付けられませんでしたが、
最近の内装はよくなりました。新しい7シリーズもなかなかいい仕上がりです!
BMWならではのスポーティさ若々しさに加えて、
ラグジュアリー度でもライバルたちに負けていません。
 

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 フラッグシップといえども、基本的にドライバーズカーであることはこの写真からもハッキリわかります。

 

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後席の快適性もむろん文句なしですが、僕はドライバーズシートに座る方を選びます。



今回試乗したのはトップモデルの「750Li」。
407ps/600Nmを発生する4.4l+ツインターボのV8を積んでいます。

いろいろな新しいメカニズムも採用されています。
初期モデルにありがちなバラツキこそあったものの、
基本的な実力はBMWのフラッグシップに相応しいものでした。

ドレスデン近郊はあいにくの雨。
しかし、750Liはウェットのアウトバーンで、
200km/hオーバーのクルージングを快適に楽しませてくれました。

新しい7シリーズ、特にロングモデルが、
ラグジュアリー・サルーンとして高い地位を獲得するのは間違いないでしょう。
では、また明日。