最近注目しているクルマ
VW ティグアン
ティグアンの欧州での人気はそうとうなものです。
欧州では昨年秋から発売されていますが、
発売開始3週間で受注は4万台を超えました。
そんな流れは今年になっても続いています。
ティグアンは一見して、かなり大きく、立派に見えます。
ゴルフベースでユーティリティを高めたトゥーランも人気ですが、
トゥーランはあまり大きくは見えません。

ティグアンの精度感の高さ、クォリティ感の高さがよくわかります。
ところがティグアンは、トゥーランより、
長さで40mm、幅で15mm、高さで20mmしか大きくないのです。
トゥーランが丸みを帯びた優しいデザインなのに対して、
ティグアンはタフで男っぽいデザインだからでしょう。
オフロードカー的要素を加えているのも理由に挙げられます。
遠くから見てもわかる、エクステリアの品質感の高さも、
ティグアンの存在感を強めているはずです。
そんなティグアンが日本でも9月30日から発売されました。
最初は基本的に1モデルだけですが、価格は360万円!
ナビ(これはかなりいいものです)やETC車載器など、
セットオプションを注文しても400万円には届きません。
けっこうなお買い得感がありますし、
事実、厳しい市場環境の中で考え抜かれた戦略価格なのでしょう。
いずれにしても、ユーザーにとっては嬉しい価格です。

こんなカッコいいこともできちゃうんですね……ちょっとカッコよすぎでかな?
お買い得感のある価格の裏に、巧妙な手抜きはないのか……?
そんな不安を抱くひともいるでしょう。
でも、僕にはそんな印象はまったく感じられませんでした。
インテリアもしっかっり造り込んでいますし、
シートのデキもしっかりしています。
荷室の仕上げにも手抜きはありません。
キャビンは広くて、180cm級の男4人の長距離もOKです。

荷室はご覧の通り、広々しています。

壁紙に使いたいようなきれいなシーンですね。
日本仕様のティグアンは、
4気筒2lのTSI(ガソリン直噴+ターボ)で、
170ps/28.6kgmの出力/トルクを引き出します。
トランスミッションは6速ATですが、
街も、郊外道路も、ハイウェイも、スムースに力強く走ります。
ティグアンは4WD(4モーションと呼ばれる)ですが、
オフロードでもかなりタフな走りを見せてくれます。
ボディもしっかりしているし、足もしっかりしています。

「やればこんなタフなことだってできちゃうんですよ!」と、アピールするための写真です。
外見は大きく立派に見えるといいましたが、
走り味にも乗り味にも、同様なことが言えます。
1クラス上の価格帯のSUVにもひけをとりません。
ティグアンの走り味/乗り味はなかなか上質ということです。
ファッション感度が高く、トレンド志向の強い人……
そんなひとにはあえてお勧めはしませんが、
VWブランドに「安心」を求めるような人には、文句なしのお勧めです。
オールマイティで、トータルバリューが高くて、
家族みんなが頷けて、安心感が持てて、楽しめて……
そんなクルマをお探しの方はぜひ、
ご家族揃ってのティグアンのご試乗をお勧めします。
きっと、気に入ると思います!
追伸
きれいな写真がいっぱいあったので、お見せしたくなり、
今回はプレスフォトでまとめてみました。
明日は、ブダペストで行われた国際試乗会で撮った僕の写真をお届けします。

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1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。



