2008.09.19 10:00

メルセデスSL
in パームスプリングス

メルセデスSLは、1960年代以降、
「ラグジュアリー・ロードスター」のトップの座に君臨し続けています。
もっと贅沢で、もっと高価なモデルもありますが、
このセグメントの王者は間違いなくメルセデスSLです。

「ガルウィング」で知られる初代SLは、
レースに勝利することを主目的に開発されましたが、
1963年に誕生した2代目SLからは、
贅沢なラグジュアリーなロードスターに変わりました。

以来、SLは世界中の裕福な人たちに支持され、
愛され続けています。(年齢、性別に関わらず)

特にアメリカでは、
女性がステアリングを握るSLをよく見かけます。
それも年配の女性が目立ちます。

まあ、年配の女性には、
お金持ちが多いということかもしれませんが、
SLの快適さと運転のしやすさ、
そして、「メルセデスに乗る安心感」が、
彼女たちを惹きつけているのでしょう。

いずれにしても、
美しく装った年配の女性と
SLの相性はとてもいいものです。

さて、ビッグマイナーチェンジされた、
新型SLの試乗会は、
パームスプリングスを中心に行われました。
(ロサンゼルスから180kmほど東に位置する砂漠の中の観光地です)

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広く、高く、蒼い空……そしてパームツリー。
パームスプリングスの空はいつまで見ていても飽きません。


以前はもっと華やかで活気があったように記憶していますが、
デザートエリアならではの高く広く透明な空は気持ちのいいものですし、
とくに陽が沈む頃の空の美しさは格別です。

新しいSLでの砂漠の旅は快適でした。
22度と低めにセットしたエアコンの冷気に包まれて、
強く眩しい陽差しの中を走るのは、
本当に気持ちのいいもの。
 

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試乗会のランチエリアに置かれていたパゴダルーフのSL。
素晴らしくエレガントです。ずっと憧れています。

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同じランチエリアの300SL ロードスター。
カッコだけでいえば、僕はパゴダルーフのSLの方が好きです。


試乗会には、SL280からSL65AMGまで、
フルラインナップが揃えられていました。

sl_1.jpg

朝のスタートポイントにSLが勢揃いしたところです。


新開発のV6を積んだSL350も、
ほとんどパーフェクトな仕上がりだったし、

5.5l・V8を積んだSL500は、
トータルバランス的にみて、
やはりSLの中核モデルだと思いました。
SL500はどこからみても
大人のGT」です。

sl_5.jpg

夕暮れ時のパームスプリングスを走るSL。いい雰囲気ですね。
パームツリーのシルエットもきれいです。


しかし、6.3lのNAエンジンを積んだ「SL63AMG」は
かなりやんちゃです。
525ps/630Nmによって引き出される走りも刺激的ですが、
ちょっと引っ張ると、ほとんどレーシングエンジン並みに吠える、
サウンドチューニングがまた、やんちゃ度を一段と高めています。

AMGが開発した、「スピードシフトMCT7」と呼ばれる、
新型トランスミッションの変速の速さ巧みさも見事なもの。
アクセルを戻すと、バッバッバラッバッといった、
レーシングエンジンのアフターファイアのような音がしますが、
これも「ワザと」チューニングで創り上げたものだそうです。

恋を囁く場」としては相応しくないかもしれませんが、
僕は、このAMGサウンドにかなり痺れさせられました。

もちろん、SL63AMGの速さはハンパではありません。
ボディ剛性が高いので不快感はありませんが少々乗り心地は硬め。

といったことで、
1人で乗る時はSL63AMGに……
特別な囁きが必要な時はCLに……

オトコたるもの、できればそのくらいの力がほしいものですね。

では、また来週。