2008.09.16 09:30

ミュンヘンで出会ったクールな存在感
BMW 550i Touring その3

トレンドに敏感なビジネスマンが与えた「合格印」

  残念ながら、マキシミリアン通りの3台のオーナーは、私がカフェの席を立つまで現れなかったが、装いも立ち居振る舞いも、きっと魅力的な人たちだっただろうと思う。

 

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 なぜなら、私が見てきた限り、ダーク系ボディを磨き上げた5シリーズ・ツーリングに乗っている人たちは、パリでも、ミラノでも、フランクフルトでも……とても魅力的な人たちが多かったからだ。

 女性がステアリングを握っていることも珍しくないが、明らかにビジネスマンと思える人も多い。
 きちっとタイドアップした姿との相性がこれまたすばらしく良いのだが、セダンに乗っているよりも、インテリに、お洒落に、アクティブに見える。きっと彼らもそれを知っていての選択なのだろう。

 むろん業種や地位にもよるだろうが、「ビジネスマンはセダン」といった常識が、欧米では今や過去のものになりりつつあるのは確かだ。

 とくにプレミアムセグメントにおいては、そうした流れが確実に進行しつつある。
 ただし、ルールは当然ある。スポーツカーでも、クーペでも、ステーションワゴンでもいいが、そのクルマがビジネスシーンに違和感なく馴染むインテリジェンスを備え、相手に、周囲に、プラスのイメージをもたらすものかどうか……そこをしっかり考えた上でクルマを選ばなければならないということだ。

 欧州のビジネスマンたち、とくにトレンドに敏感なビジネスマンたちは、きれいに磨き上げたダーク系の5シリーズ・ツーリングに「合格印」を捺しているということである。

 

(『zino』2008年4月号掲載記事)