「光と影」の織りなすコントラストが
クーペの美意識を磨く アウディ A5 その2
美しいミラノ街に映えるクルマは世界でも支持される
もし、ミラノでアウディA5とともに過ごす機会が持てたら……私はまず、パーク・ハイアット・ミラノに予約を入れる。ミラノに魅力的なホテルはいくらもあるが、A5との相性となると、パーク・ハイアット・ミラノが断然他を引き離す。

世界でもっとも美しく壮麗なショッピングアーケード、ヴィットリオ・エマニュエル2世・ガレリアに面した立地も最高だし、19世紀の建物と快適な空間演出、モダンで上質な内装のコンビネーションは、「エレガンスと洗煉」の典型であり、「ミラノスタイル」の典型でもある。
高い天井、明るい木と大理石、窓から自然光がふんだんに入る広々としたバスルーム、最上級のリネン類……居心地の良さも文句なしの5つ星だ。
とにかく、アウディの美意識に惹かれるような人なら、パーク・ハイアット・ミラノにも惹かれる……私はそう思っている。
そして、パーク・ハイアット側もアウディに乗るような人たちを歓迎するはずだ。いや、コアターゲットになっていても不思議はないと思う。
アウディ・オーナーの方々には、ミラノに行く機会があったらぜひ、パーク・ハイアットに泊まってみていただきたい。そして、私の言い分を検証してみていただきたい。
A5を前にしたとき、もう一つ頭に浮かんだミラノのお勧めの場所がある。
スカラ座のすぐ近くで、スカラ広場に面した「リストランテ・トラサルディ・アッラ・スカラ」だ。
トラサルディ・ブティックの2階にあるこのレストランもまた、お勧めする理由は「エレガンスと洗煉」にあり、そのイメージはアウディ・A5に直結する。
インテリアも、テーブルセッティングも、器も、料理も……アウディ・オーナーなら、きっと気に入ると思う。
窓際の席を予約し、夜のスカラ広場を、そして行き交う人々やクルマを眺めながらのディナーは、きっと素敵な想い出になる。ちなみに、このレストランに面したマンゾーニ通りは、ミラノでももっとも高級車を多く見かける場所だ。
洗煉された料理を口にしながらのマンツォーニ通りウォッチングは、「ミラノでのアウディ人気の高さ」を、いろいろな面から強く実感させてもくれるはずである。
アートなデザートとエスプレッソまで楽しんで家路につく……。ここでいう家路とは、もちろんパーク・ハイアットに向かうことだ。
そしてまだ楽しみ足りなければ、ガレリアに面したホテルのバーで、ミラノの男たち女たちを観察するのもいい。きっと、いくつものお洒落のヒントが見つかるだろう。
(『zino』2008年5月号掲載記事)

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1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。



